2005年09月15日

なかむら句会に行ってきました

 9月14日(水)午後6時、ニュー新橋ビル。普通は10F会議室でだが、先約があったとかで、2次会用の地下の居酒屋で句会から開始。毎月第2水曜。事前にFAXで出句。
 一人3句で18人の54句。このブログに完全な句会報が求められているはずはないので、個人的な感想のみ。「秋刀魚」「秋灯(ともし)」が兼題で、他に自由な1句。

 一刀の光拭いて秋刀魚焼く

 トップの6点句。

 鈍(にび)色の匕首(あいくち)呑んだか反(そ)るさんま

 個人的には4点句のこちらの句のほうが好き。
 前後して、特選は欠席投句だった。句集をいただいたことがある方だったが、この句会で点が取りやすい句を考えているかのようなのが、やや気になった。
 もう一つ、この方が6点句。

 秋ともし君は絵筆で蝶放つ

 しゃれた句だが、「蝶」は春の季語と思い、個人的には採らなかった。
 次のは5点句の、主宰者の句。昔、同人誌でお世話になった。

 新涼や人間(ひと)の余白で眠ろうか

 もう一人の新参の方が添削魔で、「涼新た」と始めるべきと。伝統俳句ではそうなのか。
 特選の句も、「一刀の光を拭ふ秋刀魚かな」とすべき、と言っていたが、これではもはや添削でなく改作だろう。
 さて、看板の山頭女(もちろん山頭火にあやかり)さんの句と思ったら図星の句が、3点句だが、次の句。

 蟋蟀(こおろぎ)ややりすごすなりヒール音

 蟋蟀とヒール音の組み合わせの新鮮さに、つなぎの動詞もいい感じと思った。
 女優から、画家、シャンソン歌手など幅広くやっておられる。俳句の作風も、5年前とは違ってきた感じだ。現代俳句協会に入会の手はずを整えておられた。
 で、次の4点句は、欠席投句だが、これも作者は図星だった。

 カレンダーめくるひっかかっていた残暑

 さてさて、マスターが橋本夢道を発表したのを覚えていた方の4点句。

 殉教の地より戻りて秋刀魚焼く

 「原爆の」であれば、採らせていただいたかもしれず。
 いよいよ、キムテツの句。一つは零点句で、ここには挙げず。

 ネタきれい自慢サンマ仕入れ来たね

 きれいな好印象の句、と。
 「来」がよけい、という意見に、回文だから、と主宰者が補足。
 採ってくれた人は回文とは気づいていなかった(^.^)

 うまい秋の日の気合い舞う

 主宰者が、「この句に会うためにきょうはやって来た」と。
 「おいしい、とも、上手ともとれる「うまい」。1点句とは予想せず」とも。
 これが後の紹介のため、回文と気づいた人は増えた。まあ、回文が総スカンでなければよし^^;
 で、1点句だが、キムテツの特選。

 絵たよりの秋刀魚反り身に凛として
 
 ここでの最後の句として。

 別れて六年柿八年

 採らせてもらった3点句。「別れて」が悲しみとは限らない気もするし。こういう句もあっていい。

 来月も行きます。終わって数人以外はそのまま懇親会に。
 句会の楽しみを改めて実感した(^.^)
 以上、報告終わり。
posted by キムテツ at 19:48| 東京 ☁| Comment(1) | TrackBack(0) | 句会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
キムテツさんの他句会参入記、大変参考になりました。
なかむら句会の数名は存じ上げているので、雰囲気は察せられます。
わきあいあいと俳句を楽しまれていることでしょう。
18人とは盛況ですね。
欠席投句が最高点句になって、皆それをよしとしているのですね。
句会で、その場にいない人の句を褒めても貶しても虚しいと思いますが。
しかも句は胸を張りすぎていて俳味に欠けます。
高点句を見れば、その句会のカラーが分かります。
つくづく、俳句とは何かを考えさせられます。

※05.10.9の「俳ラ12」のポスターとウエブ頁を作りました。
HPアドレスをクリックしてみて下さい。
Posted by 二健 at 2005年09月16日 09:01
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。